みんなに結婚を認めてもらい祝福したもらうためのもの
今まで日本ではあまり行われていませんでしたが、最近では欧米の習慣を採り入れてウエディングツリーを結婚式で行うカップルが増えてきています。
ウエディングツリーとは、結婚式の会場に木を置いて、そこに出席者がサインや拇印を押したり、コメントを書いたりするものです。
みんなにこの作業をしてもらうことによって、一本のツリーに葉っぱがすべて付くように見えて、豊かなウエディングツリーが完成します。
この作業は出席者みんなの印をもらうことになりますので、すべての出席者に結婚を認めてもらうとともに祝福してもらうということを示すものとなります。
新郎新婦と出席者全員が一体になることができる作業ですし、できあがったウエディングツリーは一生の思い出になるものですので、準備と設置に余裕があるのであれば行ってみると良いでしょう。
ウエディングツリーの準備をする
ウエディングツリーの形は特に決まったものがあるわけではありません。
実際のツリーを使っても良いですし、イラストにしたり切り絵細工にしたりしても構いません。
来場した出席者がみな、そこに何らかの印を残していきますので、大きめのサイズにするということだけは覚えておきましょう。
イラストを請け負う会社でも、ウエルカムボードを作成するところは多いですが、ウエディングツリーを描いているところはまだそう多くありませんので、地道に探してみましょう。
もしくは、友人などにイラスを描ける人がいたら頼んでみるのも良いでしょう。
それほど複雑なものではありませんので、新郎新婦で切り絵などを作って作成してみるのも良いでしょう。
出来上がったウエディングツリーは会場の入り口か、受付近くに置いておくとみんなが注目してくれます。
そして、まだ日本ではウエディングツリーの意味を知っている人は多くないので、隣にウエディングツリーとはどういうもので、一人一人に何をしてほしいかの説明を置いておくと良いでしょう。
ツリーに印をつけてもらう方法は、指紋取り用のインクで拇印をしてもらうのが本来のものですが、指が汚れたり服が汚れたりすることもありますので、近くに洗浄液を置いておきましょう。
もしくは、それぞれのサインやコメントを書いてもらうスタイルにしたり、何らかのシールを貼ってもらうのも良いでしょう。
ウエディングツリーを置くときに注意すること
受け付け付近はウエディングツリーの他にも、ウエルカムボードなどを置きますので、スペースが狭くなることがあります。
ツリーの周りには何人も人が集まることが予想されますので、十分なスペースを取るようにしましょう。
また、事前にツリーについての説明ができるように、受付の人にどのようなものかを教えておくと良いでしょう。