顔合わせの前に
結婚をするにあたって、必ず通らなければならない道が両家のご両親への挨拶です。
もはや家族のように親しく定期的に食事会を行っていたり、勘当や疎遠など、止むを得ない場合などを除いては、あまり彼の両親や彼女の両親には会う機会が少ないと思うので緊張しますよね。
いくら親しくしていても「親しき仲にも礼儀あり」ということわざにもある通り、やはり人生の先輩に対しての礼儀やこれから二人で支えあって生きていくという覚悟を伝えなければいけない上、普段どおりで大丈夫とマナーを知らずに行ってしまうと、相手の両親に「マナーがなっていない」と思われてしまい、印象を悪くしてしまうこともあります。
極端に敬う態度を取らなければならないという事ではありませんが、結婚をする前にご両親への心象を悪くしないためにも、ここはキッチリと大人として最低限のマナーを勉強してから臨みましょう。
親同士の結婚では無いとはいえ、これから先関わっていかなければならない人達ですから接し方によっては手厳しい意見を頂く事もあるかもしれませんし、距離を置かれてしまう場合もあるかもしれません。
挨拶時のマナー
実は結構ちょっとした事で「どうしたらいいのか分からない」と迷ってしまう挨拶。
例えば、両家の親に挨拶をするのは良いけれど、男性と女性、どちらの実家へ先に挨拶へ行くのがマナーなのか、など、本当にちょっとした事で迷ってしまうことあると思います。
先に向かうべきは女性側の家ですが、お互い都合の悪い日などもあると思いますので、その場合は日時が前後しても仕方ないと思いますが、きちんとお互いの親に了解を得てから決定しましょう。
そして、普段から付き合いのあるとはいえ、挨拶に行くのを省くことも止めた方が良いです。
呼び方にしても「お父さん」「お母さん」ではなく、「○○さんのお父様」「○○さんのお母様」と呼び、かしこまらなくてもいいという承諾が出るまで待ちましょうね。
人によっては戸惑いを隠せない親御さんもいらっしゃるようです。
手土産の選び方
相手のご両親のお宅へお邪魔するマナーとして、結婚の挨拶でなくとも手土産は持って行った方が良いでしょう。
ただし、この場合の手土産は「忙しい中時間を割いて頂いて有難うございます」という意味を持っていますので、選ぶ時のポイントとして、安すぎず高すぎず、大体3000円を目安に選ぶのが良いかと思います。
渡す物としてはご両親が好きなものを買うのが一番良いので、まずはそれとなく好みを聞いてみるのも良いかもしれません。
とはいえ、子供でも親の好みを全て知っているわけではありませんので、そんな時は無難に和菓子や洋菓子などのお菓子を持っていくと良いですね。
手土産を渡すタイミングとしては座る前に挨拶を交わしながら渡すか、席について座ってから渡すようにしましょう。